街頭に立つ生徒たち

温かい声に励まされ、心ない対応に辛い思いも味わいながら、
市民とのふれあいを通して、たくましく成長していきます。

「経済的に困っている仲間を救おう!」と、愛知高校生フェスティバル実行委員会の高校生が自らの意思で街頭に立ち、道ゆく市民に協力を訴えています。

時には市民から温かい励ましを受け、時には心ない対応に辛く悔しい思いを味わいながら、それでも「仲間のために」と、歯を食いしばって募金活動を続ける姿には感動さえ覚えます。今、この1億円募金の高校生による街頭募金活動は、「仲間のため」であることはもちろん、他校との連携や社会とのふれあいを通じて高校生自身が学びを得る、成長の場にもなっています。

生徒会やクラブなど幅広い層の高校生による、全国にも例を見ない活動に発展しているこの高校生による募金活動に、ぜひ温かいまなざしとご支援をお願いいたします。

募金活動に参加した生徒たちの声

「この一億円募金運動が自分を変えたと言っても過言でないほど、私にとってこの活動は大きな存在です。
ちょうど2年前の私は、何かしたいんだけど何がやりたいのか分らないと悩んでいました。そんなある日、生徒会の先輩に誘われてターミナル募金に参加して驚きました。参加しているほとんどの人は顔も知らない、言ってしまえば赤の他人の為にたくさんの自分と同じ高校生が汗を流し、声をあげているのを見て『高校生ってすごい!』と思いました。そして、自分も声を出して呼びかけた時、自分は変わった気がしています。
そして今、自分が愛知私学奨学資金財団の奨学金を借りて学校に行っています。この活動のおかげで、学校に通える仲間はたくさんいます。私自身もこの活動を通じてたくさんのことを学びました。残り少ない高校生活もあと半年、精一杯頑張ろうと思います。」

「すごく暑い中 『募金をお願いしま〜す!』と2時間近くも叫び続けたら、のどが痛くなって声が出なくなった。大変だったけれど、募金をしてもらえるたびに、つらさを忘れることが出来た」

「おじいちゃんがポケットの中の小銭をふるえる手でいっぱい入れてくれたことがとてもうれしかった」

「『私学に行くから悪い』とか、『自分たちだけで勝手にやれ』とか言われてショックだった。だから、もっといろいろな人に私学のことを知ってもらいたいと思った」

「ひどいことを言われてつらいこともあるけれど、仲間がいるから次もやろうと思う。それに一億円募金は人ごととは思えない。この募金を受け取る人の気持ちを考えると頑張れます」

「募金活動をやるたびにその難しさを感じる。自分の無知さが出てしまう。もっとこの運動について学ばなきゃ。ただ「募金をお願いしま〜す」と叫んでも、思いが伝わらない。もっと知りたい。学びたい」